オンライン会議や面接で清潔感を与える着こなし方について

コロナ禍でオンライン会議が当たり前になった今日この頃。対面での機会が増えてきてはいますが、いろいろな都合でオンラインの利便性に頼ることも当たり前になっています。
装いに関して言えば、ステイホームの時にはワイシャツとジャケットを着ていればと大丈夫などの「仕方なさ」がありましたが、いまではオンライン上でもきちんとした身だしなみをビジネスマナーとして求められるようになりました。
今回はオンライン会議や面接でビジネスマナーの第一条件でもある清潔感を出すための着こなし方についてお話しします。

清潔さを感じさせる着こなし方とは?
ビジネスにおいて重要視される清潔感。清潔さを感じさせるための着こなし方とは?と聞かれたときにすぐに答えることはむずかしいですよね。
身だしなみについて書かれたもの中には、ムダ毛の処理や衣類の汚れ、シワ、化粧のし方、爪の長さなどいわゆる「エチケット」についてのことや、洋服のアイテム、時計、アクセサリー、かばんなどTPOに合わせた「アイテムの取り入れ方」など、細かい注意点が書かれているものがあります。
ここではそれらを前提に「身だしなみを整えて、清潔感を与える着こなし方」についてフォーカスしていきます。

清潔感を与える着こなし方のポイントは2つ、

➀左右正対象にすること
②肌をなるべく見せないこと

この2つに注意します。

➀左右正対象にすること

対面とオンラインの画面を通した場合の大きな違いは2次元と3次元、平面的か立体的かということ。
対面の場合は左右上下、奥行きがあり立体性を感じますが、オンライン上では平面的で左右上下のバランスがとても目立ってしまいます。
つまり、立体性がない画面越しでは左右上下のバランスをきちんとすることが大切です。とくに注意する部分はネックラインと襟もとです。
男性はオンライン会議ではワイシャツ一枚だけということも多々ありますが、身だしなみを考えるならネクタイはきちんと締めましょう。左右のバランスが保ちやすいです。もしもネクタイを締めるまでではないときにはボタンダウンシャツがオススメです。

襟先をボタンで留めて襟がたつデザインになっていて、もともとはノーネクタイで着用するためのシャツとして造られたものです。ネクタイをしなくても襟が立つ着こなしになるように作られました。いまではクールビズのマストアイテムとなっています。正式にはネクタイをしない場合に着用するものなのでネクタイとの着用はさけてください。

女性の方は、襟の立つボタンダウンのシャツはあまり見かけませんので第一ボタンを留められるシャツブラウスや首の付け根に沿ったラウンドネックやボトルネック、左右に大きくあいたボートネックなど清楚さや清潔さを感じさせるものがあります。左右のバランスに気をつけて着用してください。

それから、面接においてスーツを着用する時の注意点です。気を付ける点はジャケットのよれです。

スーツに限らず衣類は直立したかたちで採寸し作られます。座ったときに手を前に揃えたり机の上に置いたりするとジャケットの肩がもっこりしてしまい左右のバランスがおかしくなってしまうこともあります。
対処法としては、上記左側の画像のように見せること。背筋をまっすぐにしてだらんとまっすぐに腕を下ろすと左右対象になりシワもなく姿勢を良く見せることができます。
姿勢をずっと維持するのは大変なのでファーストタッチだけで大丈夫です。きちんと清潔感を与えることができますのでご参考にしてみてください。

②肌をなるべく見せない

上記の右と左のイラストでも雰囲気の違いを感じますよね。
特に男性は清潔感を与える着こなし方をするならネックラインの露出に気を使うことです。ほんの2~3㎝の差ですが、雰囲気がガラッと変わってしまいます。上半身だけの平面的な画面上ではいつにもましてだらしなさを感じさせてしまいます。露出は首の付け根までにしてください。

また女性の場合は逆です。上記画像のボートネック(少しだけ鎖骨が見えるくらい)やシアー感のある素材は柔らかい女性らしさや華やかさを感じさせます。清潔感を考えるなら露出は避けますが、清潔感を考えてきちんと着こなせば着こなすほどマニッシュさ(男性的な着こなし)になってしまい地味と感じさせてしまいます。その場合はメイク(チークやリップ)を少しだけ明るめのものにすると色味が出て華やかになります。ネックラインとメイクにバランスに注意してみてください。

それから、全体的に清潔さを意識するなら髪型も大切です。
ポイントは、
・髪型は非対称にすること

洋服は左右対称にすると清潔感のある着こなし方になるとお話ししましたが、髪型においては考え方が変わります。造形学的に上部にあるものは小さい方がバランスが良く見えます。左右対称にすると左右にボリュームが出てしまい横にふっくらと見えてしまうからです。目線をサイドにフォーカスさせることで目線を外して縦のアプローチを作ること。そうするとスッキリとした見た目になります。

また、女性の場合はフェイスラインをきちんと見せることを意識してみてください。
男性は髪が短いのでフェイスラインにかかることはありませんが、顔に髪がかかるとどうしても暗く重たい印象を感じさせてしまいます。航空会社のCAさんや報道の女性アナウンサーが髪を括ったり前髪を固めたりしてフェイスラインをきちんと見せている理由はそのためでもあります。

清潔感や華やかさを出すポイントとしては、
・フェイスライン
・左右非対称
・曲線を使うこと

ヘアアレンジのコツとしては耳を出すことに意識をすると自然にフェイスラインが出てきます。上記すべての画像のモデルさんは耳を出して曲線を上手に使っていますのでご参考にしてください。
特に首もとに曲線を取り入れたドレープ性(流れ)は女性らしい華やかさと優雅さを演出することができます。清潔感と華やかさのバランスを考えて髪の長さを活かしたり、シュシュやスカーフ、ネックレス、ピアスなどを取り入れてみてください。

一方で面接では曲線を1つだけ使うようにします。
なぜ曲線を一つだけなのかというと、曲線を使いすぎると華やかさから派手に見えてしまいTPOとして似合わなくなります。逆にまったく曲線がない場合はCAさんのように凛としたように感じさせますが、メイクを多少強めにしないと地味に見えてしまいます。
面接では清潔感も大切ですが女性らしさも大切です。曲線と取り入れることで女性らしい華やかさのあるスタイリングを意識してみてください。

いかがでしたでしょうか??
オンライン上で画面越しの会議や面接でのご参考になりましたか?
装いを通して良いビジネスの関係を築けたら幸いです。

記事の執筆者

武藤 和也

Kazuya Muto

パーソナルスタイリスト匠

某アパレルショップにて個人売り上げ全国トップののちに、パーソナルスタイリストの資格を持ったプロ集団、ファッションレスキューに所属。
総数1000人を超えるスタイリングを行い新宿高島屋常駐や数々の映像企画のスタイリング経験を持つ。
現在は現場にも立ちながら、大学、専門学校の教壇に立ち、スタイリストの育成も行っている。20代~50代の今の時世や流行をふまえた、その世代その人となりの品格を活かすスタイリングを提案する。
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