クールビズに気をつけたい着こなしのし方について

2005年から始まったクールビズ。28度の室温でも対応できる服装ということでビジネス着の軽装化、いわゆるノーネクタイ、ノージャケットを環境省主導ではじまりました。始まった当時はスーツのネクタイとジャケットを脱げばよかったのですが、いまではビジネスマナーの上でクールビズの着こなし方として表記されています。
クライアントとの打ち合わせなど、とくに初対面の方に対してや人をまとめる経営者や管理職など方は見た目でマイナスポイントを作らないように注意が必要です。
スーツからノーネクタイノージャケットの着用とクールビズの着こなしはなにか違うのか?同僚や上司、部下は良く見えるのに自分は?と感じることがありましたらご参考にしてください。

クールビズの着こなし方とは?

スーツの簡素化、軽装化をして涼しくさせることを目的としてはいますが、あくまでビジネスの上での衣類。ビジネスマナーは守らなければなりません。
それは見た目の印象をビジネスでも大切な要素の清潔感や信頼感があるかということです。

上記2枚の画像を比べると一目で違いがわかります。

ポイントは、
➀袖の長さと太さ(胴回りも含めて)
②襟の形
③全体のサイズ感

左の画像がスッキリ見えますね。
クールビズが始まってからだいぶ経ち、確立した装い方がある昨今、スーツのネクタイとジャケットを脱いだだけのノーネクタイノージャケットだけは野暮ったく、だらしなく見えてしまいます。
サイズ感を合わせていくこと、簡単に言えば、「身体の部位の位置を示すこと」です。

➀袖の長さと太さ

ポイントは袖の長さは手の付け根することと、腕回りに沿ったサイズにしてあげること。
袖は長ければもたもたした見た目になり、袖は太くなればなるほど横に大きく見えてしまいます。クールビズの清潔さを出すにはスッキリとシャープな見た目にすること。衣類をもたもたさせないことが重要です。
スーツ着用時のワイシャツの場合、袖の長さは手首が隠れるくらいの長さにしてジャケットの袖から1cm~1,5㎝出すのが正式な着こなし方。手首に袖が乗せるようなかたちになりますから自然に袖にたるみが出てきます。それは腕の曲げやすさや曲げても手首が出ないなど機能的なものと、メンズウェアの身だしなみの上で上品な着こなし方と言われているからです。
一方、クールビズと言えば、夏はただでさえ汗ばむ季節ですから清潔感を与えることは必須。スーツ着用時のワイシャツのたるみは暑苦しく感じさせる要因になってしまいますから、清潔感やスッキリと見せるための方法として袖のサイズ感は大切です。

②襟の形

スッキリと清潔感を出す着こなし方をするにはネックラインも注意が必要です。
前回のオンライン上での着こなし方の一つで男性は肌をなるべく見せない方が清潔感を保つために大切なポイントと説明しました。
ネクタイを結ばなくてもきちんと襟が立つボタンダウンシャツや襟先が極端に肩へ向いている形のカッタウェイはスッキリとした見た目になり、ビジネスマナーとしてもきちんとした見た目を与えてくれます。
ボタンダウン(画像左):もともとはノーネクタイでビジネス向けに作られたシャツで、襟先にボタン留めが付いていてノーネクタイでも襟がきちんと立つようになっている
カッタウェイ(画像右):ワイドスプレットやホリゾンタルカラーとも言われ、襟の開きが120度~180度と襟の見た目がほぼまっすぐ開いている形をしていることからスッキリ見えます。

③全体のサイズ感

画像で示しているように、肩、胸回り、ウエスト回りにサイズを合わることが大切です。「身体の部位の位置を示すこと」がすっきり見せるポイントとなります。
ただし、スーツ着用時のワイシャツで言えば、ウエストと袖のたるみやゆとりは正式な着こなし方。きちんと使い分けることが大切です。
クールビズでもお腹周りが気になる方は胸回りからお腹にかけてはある程度のゆとりを持たせて覆うようなサイズ感にしたほうがスッキリと見せることができます。

いかがでしたでしょうか?
清潔感やスッキリ見せるクールビズの着こなし方についてお話ししました。もちろんマナーとしてもエチケットの部分で汚れやシワを伸ばすことも大切です。
ビジネスマナーの着こなし方を使い分けて暑い夏の装いの悩みがすこしでも解決できましたら幸いに思います。

記事の執筆者

武藤 和也

Kazuya Muto

パーソナルスタイリスト匠

某アパレルショップにて個人売り上げ全国トップののちに、パーソナルスタイリストの資格を持ったプロ集団、ファッションレスキューに所属。
総数1000人を超えるスタイリングを行い新宿高島屋常駐や数々の映像企画のスタイリング経験を持つ。
現在は現場にも立ちながら、大学、専門学校の教壇に立ち、スタイリストの育成も行っている。20代~50代の今の時世や流行をふまえた、その世代その人となりの品格を活かすスタイリングを提案する。
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