マフラー、ストールの選び方 体型カバー

ちょっと肌寒い時に便利なマフラー、ストールの体型カバーの巻き方について

防寒具としては勿論ですが、現代ファッションではアクセサリーとしても取り入れられるおしゃれポイントのマフラーやストール。春の装いのマストファッションアイテムの1つであり、簡単にスタイルアップできるアイテムとしても便利です。
今回は大判(大きいな形)タイプの体型カバーのポイントについてお話しをします。
(マフラー、ストールの結び方についてはこちらをご覧ください)
https://note.com/ps_takumi/n/nfdcca00fcf6e

体型カバーとは
体型カバーは主に目の錯覚と色による効果の2つの効果がわかりやすいと思います。

①錯覚による見せ方
左側はミュラーイヤー錯視と右側はフィック錯視と言われている視覚における錯覚のこと。
ミュラーイヤー錯視は線の先が外側が内側に向いていることで線の長さが違って見えること。
フィック錯視は縦が横の線よりも長く見えてしまう現象です。

ミュラーイヤー錯視による効果
線の先が外側もしくは内側の方向に向いていることで線が長く見えたり短く見えたりします。右と左のネックラインで違いがわかりますよね。

フィック錯視による効果
縦の線は長く、横の線は質量を加えてふっくら見せる効果があります。

②色による効果
進出色(前に出る感じ)と後退色(引いている感じ)の凹凸さを使い、縦の長さを強調させています。

つまり体型カバーとは、①目線の錯覚と②色による効果を使って、

1、縦に細く長く見せるか
2、ふっくらとふくよかにスタイルアップさせるのか

この2つがポイントです。
では、体型カバーとしてのマフラー、ストールの取り入れ方についてです。

1、マフラーやストールで縦に長くみせる巻き方

目線を縦に長く流れさせる(①目の錯覚による見せ方)
目線を上から下へ重力に逆らうことなく流れさせることで身長を高く見せる巻き方です。

目線のポイントを上げる(①目の錯覚と②色の効果による見せ方)
明るい色またはアウターやトップスの対称となる色を上部に取り入れる。
パッと見の目線が高くなり縦長効果を出す巻き方です。

色の違いで縦長にみせる(②色の効果による見せ方)
色のメリハリで縦長に見せる方法です。
肩からかけているだけなので取り入れやすい方法です。

2、マフラーやストールでふっくらと見せる巻き方

首元とバストにボリュームを加える(①目の錯覚による見せ方)
首から胸元にかけて立体感やボリューム感をつくることでふくよかさを出す方法です。
全体的に丸く流行感のある可愛らしいシルエットになります。

首元とバストにボリュームを加える(②色の効果による見せ方)
たてに長い巻き方でもマフラー、ストールとトップスが同系色のものはふっくらとした見た目になります。
上半身にふっくら厚みをもたせてくれます。

それから体型カバーの一つとして、
少しやせ気味で華奢と思われる方は首元に覆い厚みを持たせるとよいです。
肩幅が気になる方はストールとトップスの切り替えしの位置を狭くすることで着やせ効果がありますので取り入れてみてください。

いかがでしたでしょうか?
マフラーやストールの良いところはアレンジでいろいろな表情を見せてくれます。
縦長にスタイリッシュに演出してくれたりふっくら可愛らしい見た目にしてくれるアイテムです。
防寒だけではなくスタイリングの参考にしてくださいね。

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記事の執筆者

武藤 和也:日本初の男性パーソナルスタイリスト

某アパレルショップにて個人売り上げ全国トップののちに
パーソナルスタイリストの資格を持ったプロ集団、ファッションレスキューに所属
総数2500人を超えるスタイリングを行い新宿高島屋常駐や数々の映像企画のスタイリング経験を持つ
現在は現場にも立ちながら、大学、専門学校の教壇に立ち、スタイリストの育成も行っている
20代~50代の今の時世や流行をふまえた、その世代その人となりの品格を活かすスタイリングを提案する