清潔感とは?プレゼンにおいてクライアントから信頼される着こなしについて

装いにはいろいろなシーンで守らなければいけないエチケットやマナーがあります。
「清潔感に気をつけなさい」「きちんとした格好で行きなさい」など言われますが、そもそも「清潔感って?」思ったことありませんか?
ビジネスシーンではプレゼンや商談などの対面セッションにおいて当たり前のように求められます。また婚活やお見合い、ご両親へのご結婚のご挨拶など人生の節目で求められるのも清潔感やきちんと感です。

そんな清潔感やきちんと感のつくり方についてお話しをしていきます。

清潔感は役割の上で大前提に求められる着こなし方

TPOで求められる装い方はさまざまですが、清潔感とはどんなシーンにおいてもエチケットや装いのマナーとしては大前提に求められます。

例えば、だらしなくなくきちんとしている清潔感のある方は「仕事ができそう」と感じますし、婚活では「さわやかさ」「上品」「綺麗」「スタイリッシュ」「好青年」など感じさせますよね。
そもそも清潔感というのは「清潔感があって仕事ができそう」「清潔感があって綺麗、上品」など、「清潔感があって○○でいいよね」という前提にあるもの。中でもファーストタッチで人柄が求められるシーンでは共通して求められる着こなし方と言われています。

また皆さんご存知だとは思いますが、念のためにご説明いたします。
清潔というと襟の汚れやシワを伸ばすなど衛生的なことを指しますが、清潔感とは、洋服を纏う装いのマナーのうえでは「だらしなくない」「きちんとした着こなし方」を指します。

清潔⇒衛生的 エチケット 襟の汚れ シワ においなど
清潔感⇒だらしなくない、きちんとしている 装いのマナーのこと

お間違えないようにしてください。

清潔感、きちんと見せる着こなし方とは?

スタイリング時に構築感を出すという言葉があります。
構築感とは身体の部位のメリハリをつけるということです。肩、袖、胸、腰、お尻、足の付け根、裾、各パーツの付け根(縫い目やデザインの凹凸)「ここからが腕です」「ここからが腰、脚になります」と部位をマークさせることで構築性が生まれ、きちんとした清潔感のある着こなし方となります。

イメージとしては、みなさん子供のころに見ていたヒーロー戦隊や変身ヒロインです。下記の画像の赤の傍線を見てください。

戦隊ヒーローと凛々しい男性の画像です。身体の部位(肩、袖、胸、腰、お尻、足の付け根、裾、各パーツの付け根)のマークをしてメリハリをきちんとつけていますよね。

レディースのフォーマルウェアの場合はメンズウェアよりもショルダーラインからウエストにかけて角度をつけてあげると華やかさを演出することができます。

着丈を長くすることでドレープ性と縦長効果を強調させた演出のし方です。縦長にメリハリをつくる着こなし方で、下半身はタイトにもしくはワイドに持っていくとバランスが良くなります。

少し番外編みたくなりますが、

ゆるキャラのふなっしーのライン。
トレンド感を取り入れた着こなし方です。コクーンシルエットの名称で呼ばれます。(コクーン=繭のこと)バスト、ウエスト、ヒップを強調させずに楕円形のシルエットを作ることによって、身体の部位のメリハリを消しでカジュアルダウンさせています。 
比較的に洋服の決まりごとが少ない会社やシーンで着用されます。

いかがでしたでしょうか??
各部位をマークしてメリハリをつけてあげることで清潔感やきちんと感を表現することができます。クライアントに失礼のないように装うことは社会人の身だしなみとして求められるエチケットや装いのマナーです。

プレゼンや婚活は人生において重要な節目。清潔感がありきちんとした着こなし方はいわゆる「勝負服」。ヒーロー、ヒロインの着こなし方を取り入れて先につなげてみてはいかがですか?

記事の執筆者

武藤 和也

Kazuya Muto

パーソナルスタイリスト匠

某アパレルショップにて個人売り上げ全国トップののちに、パーソナルスタイリストの資格を持ったプロ集団、ファッションレスキューに所属。
総数2000人を超えるスタイリングを行い新宿高島屋常駐や数々の映像企画のスタイリング経験を持つ。
現在は現場にも立ちながら、大学、専門学校の教壇に立ち、スタイリストの育成も行っている。20代~50代の今の時世や流行をふまえた、その世代その人となりの品格を活かすスタイリングを提案する。
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